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2006年1月11日 No165
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INDEX
01【算数】 ◆次はどっちの角?(比)
02【学活】 いいとこ探し 教師の「いいとこ」も!
03【案内】 ◆KOGANEI授業セミナー
04【案内】 ◆中国個性化教育研究会
01.【算数】◆次はどっちの角?(比)
    尾崎 正彦@新潟市立浜浦小学校  

 6年「比」の第1時間目の授業を紹介します。長方形の紙の底辺と1本の対角線にできる角の大きさの変化から,辺の比に着目させる授業です。
[準備物] ・下図の長方形


 縦24cm,横32cmの長方形の紙を提示します。そして,図1のように対角線を1本引き,次のように問いかけます。

 ここに縦24cm,横32cmの長方形があります。対角線を1本引くと,
下の辺との間に角(A)ができますね。この角の大きさをよく見てください。


 角の大きさをじっくりと確認させます。そして,次のように言います。

 この長方形を,半分におります。半分の長方形(2)にも,同じように対
角線の部分に角(B)ができます。1と2の角の大きさは,同じだと思いますか?

 
子どもたちは,全員が次のように予想しました。
「同じだよ」
「だって,同じ長方形だから」

 そこで,実際に実験をして試してみます。なんと角は小さくなりました。子どもからは「え〜」という驚きの声があがりました。子どもの予想を覆す結果が現れるところが,この教材のおもしろさです。ここで,更に尋ねます。

 2の長方形を更に半分(3)におります。すると,角はどうなるでしょうか?

 子どもたちの多くは, 「小さくなるよ」
「だって,さっき小さくなったから」
と,予想をします。
 そこで,実験開始です。結果は,なんと最初の1と同じ大きさに戻ったのです。この結果に,またまた子どもからは驚きの声があがります。
 ここで,勘のいい子どもから声があがります。「わかった。互い違いに角が出てくるんだ」 「そうだ。ジグザグになっているんだ」 「奇数回折りの時は小さくなって,偶数回折りの時は大きくなるんだ」
「もう1回折ると,今度は小さくなる」
 子どもたちは,ここまでの提示できまりへの予感をもったのです。そして,上記のような決まりを発見したのです。

 さて,子どもたちが見つけた決まりが本当に正しいのか,3の長方形を半分に折って(4),確かめることにします。
 結果は,子どもたちの予想通りでした。4は,3回折ってできた長方形なので,角は小さくなります。子どもたちが見つけたきまりは,当たっていました。
 角の現れ方の決まりを見つけた子どもたちに,少し難しい問題を出します。ジャンプした課題です。縦3cm・横2cmの小さな長方形を取り出し,尋ねます。

 この長方形(5縦3cm・横2cm)は,1と2どちらの仲間かな?

 先程までの長方形と比べると,とても小さい長方形です。子どもからは,
「分かんないよ」
「先生,折った回数を教えてくれれば分かるよ」 と声があがってきました。折った回数を知れば,どちらの長方形の仲間か判断できます。でも,それでは簡単すぎます。そこで,次のように言います。

 折った回数は教えられません。他のことなら,教えられます。

 折る回数が分からないと知った子どもたちは,
「だったら,小さい長方形の縦と横の長さを教えてください」
「それから,2の長方形の縦と横の長さも教えてください」
と要求してきました。縦と横の辺の関係に何か秘密がありそうだと「問い」を感じたのです。

 そこで,小さい長方形と2〜4の長方形の辺の長さを教えました。しばらくすると,子どもたちから,
「わかった。2の仲間だ」
「だって,小さい長方形をもとにすると,縦も横も両方とも8倍になっているか らです」
「1は縦は12倍だけど,横は12倍にはなりません」
「4と比べると,縦も横も両方とも4倍になっている」
 多くの子どもが,この見方で2の仲間であることを判断しました。

また,次の見方も生まれてきました。
「4の長方形で考えると,縦は8cm。これは,5の4 倍だけど,逆に見ると÷4になって2に戻る。横も, 逆に見ると÷4になって3に戻る」
「だったら,2も×8だったから,÷8をすると,縦 は2に,横は3に戻る」
比の考え方が生まれてきました。どれも,一番簡単な整数に直すと,同じ数字で表現できることが見えてきました。そのことに,子どもたちは面白さを感じました。
 また,次のアイディアも発表されました。
「横が縦の何倍になるかを考えました。2は24÷16 で1.666・・・。4も12÷8で1.666・・・。5も3÷2で 1.666・・・。みんな1.666・・・になるから,5は2の仲 間」 この考え方には,子どもから驚きの声があがりました。これは,「比の値」の考えです。教科書から削除された内容ですが,子どもたちはおもしろさを感じました。

 その後,縦3cm・横4cmの長方形についてもどちらの長方形の仲間に入るのかを,上記の比の見方をもとに考えさせました。

 長方形を折る活動から,比の面白さ・不思議さ・便利さを感じることのできた授業です。

    
  
02.【学活】◆いいとこ探し 教師の「いいとこ」も!
   駒井 康弘@弘前市立石川小学校    
        
 にこにこ顔の子ども達。どなたでもそれを願って様々なことを考えます。
 私たち教師には常套手段とも言うべき必ず行う実践があります。今回はその中の一つと呼べるであろう「定番」の実践です。
 ズバリ「いいとこ」探しです。知ってるよ!なんて言わないでくださいね。
 とあるメルマガで紹介された実践を追試し,私流の「おまけ」を付けてみました。
 6年生での実践です。
ねらいは一つ。「望ましい人間関係」です。
 
「今日はみんなを気分良くさせて上げます。」
「え〜っ?」
「机をくっつけてください。」
(6人〜7人)

(板書;席図)
人数は3人から6・7人が適当です。
2人は?不適かと思います。

「矢印の方向に座っている人の『いいとこ』を探してもらいます。なるべく沢山書いた方 がいいです。一つ書いて『C』。二つ書いて『B』。三つで『A』。それ以上の四つで『A A』(ダブルA)と言う風に評価します。」
(こう言いながらメモ用紙〔印刷ミス用紙を裁断していつでも使えるように準備しています。〕を配布します。) 
リサイクルメモパッドです。B7サイズに 裁断し,片側をのり付けしています。便利です。
色々なことに使えます。

 ここで既に楽しそうな顔,照れくさそうな顔をしていました。
「おっ!速いねえ。」等と声がけしながら,机間巡視していきます。
「おお,なるほど。『笑顔がいい』か。いいねえ。」とも。
クラスの実状に合わせて「書くことがない」 などという声が出ないように配慮が必要です。

 その後で,
「では書いて貰った中で一番嬉しいことを一つ選んでみんなに教えましょう。」
嬉しいことですから,誰でも笑顔で発言できます。たとえ一つしか書かれていなくても。

 この発表で,ああそんなことでもいいんだなと,更なる視点を見つけます。もちろん初期の目的,「望ましい人間関係」が醸造されていきます。

そして,
「では,もっと気分良くなって貰いましょう。今度は反対の方向の人についてです。」
今度は一度目より作業スピードが上がります。にこにこ笑顔が教室中に溢れます。このころにはA・B・Cの評価など忘れてしまっています。
 再び同様に発表を繰り返します。
 みんな満面の笑み。中には“そりゃ褒めすぎだろ!?”なんてものも出てきます。
 けれどそれでいいのです。気分が良いわけですから。

 と,ここまではよくあります。私も過去に何度もやりました。
 ふとした思いつきで次の言葉を発したのです。私流の味付けです。

みんな気分良いでしょ? 
 でも,この教室にまだみんなのように気分最高!ってな具合になってない
人が一人だけいます。
 さて誰でしょう?
 〜子どもの発言〜「先生?」
その通り!
 最後に,先生の「いいとこ」を書いてください。

それこそみんな楽しそうに書いてくれました。
 ちょっとした冒険でした。
 書いてくれたものを集め,紹介していきました。
 とてつもなく良い気分になりました。
紙切れが私の宝物になりました。
 その内容は?秘密です。
 褒め殺されてしまいました。

その後の学級は,より和やかな雰囲気になったのは言うまでもありません。
    
  
03.【案内】◆KOGANEI授業セミナー
   東京学芸大学附属小学校   
  
KOGANEI授業セミナー
    
テーマ「学力育成のポイントはこれだ!」について、各教科等の公開授業・協議会10本、一流講師による講演10本の中から選んで学ぶことができます。多数のご参加をお待ち申し上げます。

◎日時 2006年2月3日(金)12:30―16:30

◎会場 東京学芸大学附属小金井小学校

◎日程(全て部会別に行います)
・12:30―13:30 受付
・13:30―14:15 提案授業
・14:30―15:30 授業協議会
・15:30―-16:30 講演

◎講師
・内田 伸子 先生(お茶の水女子大学副学長)「国語科(A)部会」
・野口 芳宏 先生(日本教育技術学会名誉会長)「国語科(B)部会」
・立木 正 先生(東京学芸大学教授)「体育科(A)部会」
・松本格之祐 先生(びわこ成蹊スポーツ大学教授)「体育科(B)部会」
・日置 光久 先生(文部科学省教科調査官)「理科部会」
・村山 哲哉 先生(東京都杉並区八成小学校副校長)「理科部会」
・藤井 千春 先生(早稲田大学教授)「社会科部会」
・福地 昭輝 先生(東京学芸大学教授)「生活科部会」
・中村 雅子 先生(東京都町田市立鶴川第二小学校長)「家庭科部会」
・廣瀬 久 先生(元全国小学校道徳研究会長)「道徳部会」
・藤井 斉亮 先生(東京学芸大学教授)「算数科部会」

◎詳細 本校HP「http://www.u-gakugei.ac.jp/~kanesyo/」をご参照ください。 
    
04.【案内】◆ 中国個性化研究会冬季研修会
  フィンランドはいかにして       世界一になったか
       − PISA型読解力とは何か −

◆主催 中国個性化教育研究会

◆日時 平成18年1月28日(土)13:30〜16;00

◆場所 山口県総合保健会館 第1研修室 (定員210名

◆講師 北川 達夫 先生
    (北欧文化教育研究所所長 フィンランドメソッド普及会会長)

◆演題 フィンランドはいかにして世界一になったか
      − PISA型読解力とは何か −


◆申し込み方法など詳細  → こちら
   
    
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